長い歴史もいつかは終わりを迎えるというお話

10月に大阪で行われるイベント、東方紅楼夢の旅程を練っていたら、ふと気になったことがあったので調べてみました。結果

419系は2011年3月12日をもって通常運行を終了した

とのこと。
・・・うん。なんのこっちゃって人ばかりだと思いますので説明を

まず気になっていたこと。と言いますのは、前回の金沢への日帰り旅行、前々回の糸魚川への日帰り旅行。このどちらでも419系という列車に乗車できなかったのですよ。それ以前に北陸線を利用したときは乗れたのに。
そのときはたまたま時間が合わなかっただけかなとも思ったんですが、流石に直江津～金沢間を往復して一度も見かけないというのは不自然だとも思っていました。ただ、ウィキペディア先生に北陸線のことを尋ねてもそれらしい情報は無かったので、見過ごしただけだろうと思って今日まで過ごしてきました。

・・・あ、419系ってのはこんな車両です














もっと詳しい説明をすると(不要な方は*******まで飛ばしてください)

国鉄時代にあった寝台車両が新幹線の開業やら何やらで余ってきたために無理やり普通電車に改良したのがこの車両で、内部をよくみてみると寝台が収納？してあったりして中々面白い車両でした。その分窓が小さく中は薄暗かったりするのですが、それが一掃旅情をかもし出していたりして、旅の雰囲気を盛り上げてくれます。他にもドアがバスみたいに折りたたみ式だったり、クロスシートがふかふかで、また、間隔が広いために足も伸ばせる。個人的には近畿地方の首都圏を走る新快速列車の次に好きな車両でした。
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で、今日改めて419系について調べてみたら、文頭のような残念な結果になっていたというわけです。まぁ糸魚川へ行った時点ではまだ動いていたということになりそうですが。これは運が悪かったかな？
ちなみに、3月12日と言うのは、くしくも忌まわしき東北地方太平洋沖地震が起きた翌日だったりします。多分関係ないと思いますが、地震が起きる前からダイヤ改正がこの日に行われるのは決まっていたはずですので。

大分話がそれてますね。ちょっと戻しましょうか。


この419系。mixiのほうには書いてありますが、実は初めて私が一人で県外に旅行に出たときに利用した車両なのです。そのころは今以上に車両には興味が無く、ただ関西に行きたいと思って旅に出たので、普段乗らない車両を見て何ともいえないわくわく感とでも言いましょうか。そんなものを感じて、これから起こる非日常的な(しかし、現地の人からすれば当たり前の日常的な)出来事に思いをはせておりました。そんな気分で乗り込んだ車両。西日本の車両は乗り心地が良いなと思いながら暗い車内の中、始めて見る景色を楽しんでいたのを思い出します。その日は調度曇りで、車内の暗さも合わさって雰囲気が何とも言えず・・・

え？お前の思い出話なんかどうでもいい？それはごもっとも。ではさっさと〆に入りましょうか。

この車両が第一線を退く。これは歴史が動いたと言っても(大げさかもしれませんが)差し支えは無いでしょう。国鉄時代から25年間も現役だった車両が姿を消すわけです。当然これからも古い車両は淘汰され、新しい車両が導入されることと思います。
そのこと自体、現地の方からすれば歓迎すべきことだと思います。実際、新潟県民としては見飽きたといってもいい旧式の車両よりも綺麗で快適な新型車量を導入していただける方がありがたいです。
しかし、旧式の車両が好きと言う人にとっては新型車量の導入は残念なことなのですよね。旧式が好きな人は学生時代に思い出があったり、自分のように旅先での思い出があったり、単に国鉄時代の車両が好きだったりと。そんな思い入れのある車両が消えていくわけですから当然悲しみを背負うわけで・・・

・・・何を言いたいのか分からなくなってきた。一言で纏めよう。
人が望むにせよ望まぬにせよ時代は動き、時は止まらないし戻らない。
残酷ですがそれを今の人類にはどうすることも出来ません。強く生きましょう。

最後に

26年間お疲れ様でした！
また、いつかお会いしましょう
for 419系

ここまでお付き合いいただいた方々にも感謝を。ありがとうございました。